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アウト・オブ・ザ・マネー

アウト・オブ・ザ・マネーとは、
オプション取引において、オプションの本源的価値がゼロより小さく、
オプションの買い手に損失が発生する状態を指す。
英語表記がOut of The Moneyであるため、OTMとも表記される。
アメリカドル/日本円の通貨オプショントレードを例にとると、
コール・オプションとプット・オプションでアウト・オブ・ザ・マネーの指す状態が異なり、
バニラ・オプションのドル・コール・オプションの場合、
満期日の直物為替レートが行使価格よりも低い状態をアウト・オブ・ザ・マネーと言う。
バニラ・オプションのドル・プット・オプションの場合、
満期日の直物為替レートが行使価格よりも高い状態をアウト・オブ・ザ・マネーと言う。
なぜなら、ドル・コール・オプションの場合、
満期日の直物為替レートが行使価格よりも低い状態が、
買い手に損失が発生する状況であり、ドル・プット・オプションの場合、
満期日の直物為替レートが行使価格よりも高い状態が、
買い手に損失が発生する状況だからである。
通常、アウト・オブ・ザ・マネーの状況では、
買い手はオプションの権利を行使しても損をするだけなので、権利行使はしない。



アット・ザ・マネー

アット・ザ・マネーとは、オプション取引において、
オプションの本源的価値がゼロであり、買い手が損も得もしない状態を指す。
英語表記がAt The Moneyであるため、ATMとも表記される。
アメリカドル/日本円の通貨オプショントレードを例にとると、
バニラ・オプションのドル・コール・オプション、
あるいはドル・プット・オプションでも同様の場合、
満期日の直物為替レートが行使価格と等しい状態をアット・ザ・マネーと言う。
なぜなら、ドル・コール・オプション、
あるいはドル・プット・オプションの場合、
満期日の直物為替レートが行使価格と全く同じであれば、
権利を行使して行使価格でドルを売り買いしようが、
直物為替レートでドルを売り買いしようが、全く変わらないからである。
通常、アット・ザ・マネーの状況では、
買い手はオプションの権利を行使しても意味がないので、権利行使はしない。



イン・ザ・マネー

イン・ザ・マネーとは、オプション取引において、
オプションの本源的価値がゼロより大きく、
オプションの買い手に利益が発生する状態を指す。
英語表記がIn The Moneyであるため、ITMとも表記される。
ここで通貨オプショントレードを例にとると、
コール・オプションとプット・オプションでイン・ザ・マネーの指す状態が異なり、
バニラ・オプションのドル・コール・オプションの場合、
満期日の直物為替レートが行使価格よりも高い状態をイン・ザ・マネーと言う。
バニラ・オプションのドル・プット・オプションの場合、
満期日の直物為替レートが行使価格よりも低い状態をイン・ザ・マネーと言う。
通常、イン・ザ・マネーの状況では、
買い手はオプションの権利行使をすると得をするので、
オプションの権利を行使する。



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